2024年1月31日、横浜市役所1階スペースA・Bで、「横浜のみんなで創る“こどもまんなか社会”」をテーマに3つのセッションを開催します。本イベントは、よこはま共創コンソーシアムと共創推進室の協働事業の一環として、協働・共創の一体化を目指して開催し、公開収録 / オンライン配信します。
横浜市における子ども・若者の育成・支援に関心を持つすべての人々にとって、知識の共有、協力の機会、そして実践的な解決策を探求する場となることを目的とします。
フォーラム:「横浜のみんなで創る“こどもまんなか社会”」開催概要
日時:2024年1月31日(水)10時〜20時
場所:スペースA・B(横浜市役所1階):定員 60人程度
形式:リアルとオンラインのハイブリッド形式で実施 ※公開収録
主催:よこはま共創コンソーシアム、横浜市
企画の背景・狙い
- 令和5年に制定された「こども基本法」と「こども大綱」のビジョンや施策を公民連携という視点から捉え直し、横浜ならではの「こどもまんなか社会」のあり方を考えます。
- 横浜における民間と行政の子ども・若者育成支援の取り組みを「居場所」と「担い手」をキーワードに振り返り、検証します。
- 「メタバース」などインターネットを活用した新しい子ども・若者の居場所(コミュニケーション空間)の持つ可能性と課題について検討します。
- 困難を抱える子ども・若者の支援団体を中心に、横浜における子ども・若者に関わる官民の多様なステークホルダーが恒常的に連携していくための契機とします。
- 「こども基本法」と「こども大綱」の制定を踏まえたうえで、子ども・若者に関わる多様な官民のステークホルダーが、自治体間の垣根を超えて手を結ぶことで、この国において「こどもまんなか社会」をいかに実現するかについて考えます。
セッション1(午前10時~正午)「横浜の子ども・若者育成支援を振り返る~居場所と担い手を中心に」
昭和から平成を経て令和の時代となり、子どもたちを取り巻く身近な社会である家庭・学校・地域のありか方が大きく変わってきています。そんな中で私たちは先人たちの子ども・若者の育成支援の取組に学びながら、今の子ども・若者が直面する課題を的確に捉え、令和の時代に相応しい子ども・若者育成・支援の仕組みを創り上げて行く必要があります。
セッション1では、昭和の時代から横浜の地で、子どもや若者たちの命に向き合い、子ども・若者が多様な仲間や大人と交流しながら、主体的に学び・成長していくための実践を長年続けてきた3人の先人たちの話を「居場所」と「担い手」をキーワードに伺う中で、令和の「こどもまんなか社会」を実現するための子ども・若者育成支援の実践のあり方について展望します。
パネリスト ※敬称略
- 加藤彰彦(横浜市立大学元教授、豊田シニアクラブ連合会長、元沖縄大学学長 他)
- 武藤啓司(元楠の木学園理事長 他)
- 尾上伸一(一般社団法人横浜すぱいす 理事)
聞き手・コーディネーター
- 北原まどか(特定非営利活動法人森ノオト 理事長)
- 関口昌幸(横浜市政策局共創推進課)
▽会場参加・ZOOM参加申込
https://peatix.com/event/3835649/
セッション2(午後3時~午後5時)「ICTを活用した子ども・若者育成支援を考える ~デジタルネイティブ世代のオピニオン」
少子高齢化が急速に進む中で「こどもまんなか社会」を実現して行くためには、子ども・若者の育成・支援分野においても新しい情報技術を導入していくことが不可欠になります。また横浜市においてGIGAスクール構想など学校教育現場において、ICTの導入が急速に進む中で、子どもの居場所をリアルな空間に限定せずに、メタバースなどオンライン上に開設して行くことも求められています。
セッション2では、メタバースなどインターネット上での子どもの居場所づくりやICTを活用した就労支援に取組む若手の担い手や企業人、そして当事者の話をお伺いする中で、情報技術の導入による子ども・若者育成支援の可能性と課題について話し合います。
パネリスト
- 瀧脇信(一般社団法人からこそBOX)
- 石井桃子(富士通株式会社:デジタルデバイド解消に向けた地域のスマホサポーター育成プロジェクト)
- 遠藤貴也(合同会社Linkuplace / 東京都市大学横浜キャンパス 学生)
- 須釜杏菜(CanVas / 青山学院大学 学生)
- 冬月加奈(情報科学専門学校 元学生)
コーディネーター
- 関口昌幸(横浜市政策局共創推進課)
▽会場参加・ZOOM参加申込
https://peatix.com/event/3835562/
緊急提言(午後5時15分~午後6時15分)「オープンデータとAIを活用した社会参画を提案する~能登半島地震の被災地支援を契機として」
「こどもまんなか社会」を実現していくためには、すべての子ども・若者たちが、自ら積極的に社会に参画し、意見を表明しつつ、多様な大人たちとの対話を進め、未来のしごととその社会的価値を見据えながら協働・共創の活動を興して行くことが不可欠となります。
この緊急提言では「よこはま共創コンソーシアム」が、東京大学大澤幸生研究室と共に開発した「フィーチャーコンセプトとデータリーフ」(多様な官民の主体が協働・共創でプロジェクトを興して行くために「誰が何を求めているのか」、「誰がどのようなリソースを持っているのか」をAIとオープンデータを活用してマッチングする技術)を活用して、社会課題解決のためのプロジェクトを興して行くための仕組みを提案します。
能登の人々に対して、「今、そこにある地震災害の危機」を控えた横浜の事業家から何ができるかという問題をテーマとして横浜企業の貢献を呼びかけ、こどもと若者と共有し、切迫する地震危機を、最大の基礎自治体である横浜市が核となって跳ね返す意識を呼び起こしたいと考えています。
なお、この緊急提言セッションには、現在、能登半島の被災地の現場で石川県などの自治体と連携しながら、研究者の立場から支援活動に取組む大阪公立大学の菅野拓准教授にも特別ゲストとして出演して頂きます。
登壇者
- プレゼンター:大澤幸生(東京大学 工学系研究科 システム創成学専攻 教授)
- 特別ゲスト:菅野拓(大学院文学研究科 人間行動学専攻 准教授)
- 聞き手:森原ソフィア遥(東京大学大澤研究室)
コーディネーター
- 関口昌幸(横浜市政策局共創推進課)
▽会場参加・ZOOM参加申込
https://peatix.com/event/3835758/
セッション3(午後6時30分~午後8時)「『こどもまんなか社会』に向けた政策と仕組みを考える」
「こども基本法」と「こども大綱」の制定の趣旨を活かし、この国において「こどもまんなか社会」を本当の意味で実現していくためには、子ども・若者に関わる多様な官民のステークホルダーが、自治体間の垣根を超えて手を結び、誰一人取り残さない形で、子ども・若者の主体的な学びと社会活動を支援することが必要となります。
セッション3では、「みんなで考える『こどもまんなか社会』」をテーマに、横浜から全国の子ども・若者関係者に呼びかけ、ハイブリットのオープンディスカッションを行います。
登壇者 ※一部調整中
- 加藤彰彦(横浜市立大学元教授、豊田シニアクラブ連合会長、元沖縄大学学長 他)
- 宮﨑智之(横浜市立大学医学部教授 / MeeTaa プロジェクトリーダー)
- ※特別ゲストスピーカー 日野公三(明蓬館高等学校 学校長・理事長)
コーディネーター
- 関口昌幸(横浜市政策局共創推進課)
▽会場参加・ZOOM参加申込
https://peatix.com/event/3835557/
【参考】
こども家庭庁 動画 やさしい版『こどもまんなかこども家庭庁』
こども基本法 動画 やさしい版『おしえて!こども基本法』
こども基本法 動画『こどもたちの幸せのために こども基本法』
【参照記事】Local Good Yokohama